薬局だより1月号を発行しました。
テーマは「乾燥」です。
(本文より抜粋)
冬になると気になるのが、空気の乾燥です。
冬は、肌表面はもちろん、体内も乾燥状態(いわゆる 脱水)になりやすいと言われている時期です。
なぜ冬になると乾燥するのか
●冬の天気予報で良く耳にするのが、 “西高東低の気圧配置”です。
日本の西側に位置する非常に冷たい 空気の塊であるシベリア高気圧から東の低気圧に向かって空気が流れ出します。その冷たい空気が日本列島を横断する際、日本海を通過することで非常に湿った 空気になり、それが奥羽山脈や日本アルプスなどの 山々を通る際に、日本海側に雪を降らせます。
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ここで、空気中の水分は多くが雪となってしまい、 空気が乾きます。
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その乾燥した空気が太平洋側に吹き降りる ため、冬の太平洋側は空気が乾燥します。つまり「冬=乾燥」というのはたいてい太平洋側のお話になります。 日本海側は、冬の晴れた日でも太平洋側ほどは空気は乾燥しません。
●空気に含まれる水分量の低下
空気に含まれる水分量は、温度によって変化します。
同じ湿度を示していても、温度が 高い時は水分量が多く、低い時は 少なくなるため、 寒い冬は乾燥しやすくなります。
●暖房器具の使用(エアコン)
私たちの生活になくてはならないエアコンも、 冬は乾燥の原因となることがあります。 エアコンで室内温度が上昇すると、先述の通り空気が含むことができる水分量は増加します。 しかし、実際に水分が供給されないままですと、室内の空気における水分割合は低下するため、 湿度(相対湿度)が下がってしまい、空気は乾燥 します。また、温風が直接体に当たることで乾燥の原因となってしまいます。尚、石油ストーブや石油ファンヒーターも同じく乾燥するように思われますが、石油を燃焼させることにより水分(H20)が発生するため、エアコンとは異なり加湿の効果があります。
・・・・続きは本文をご覧になってください。
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